苦労やしんどいことはなるべくなら避けて通りたいし、できればずっと楽に生きていたいと思うのは人の常だ。
でもどうしたって生きていれば辛いことや苦しいこと、大変なことや苦労することを全く無くすことなんて出来やしない。
それだったらせめて、自分がやっていて楽しいことで大変な思いをするならば少しは気持ちが軽くなるんじゃないかな。
好きでもないし楽しくもないことをやって、さらにそれで大変な思いをするならば、もうただただ苦しくてまるで修行でもさせられているような気分になる。
興味も持てないから早く時間が過ぎるのを待つばかりで、その時間は永遠のように感じるほど長い。
そんな嵐に襲われてギリギリ生き延びたような体験をしても、経験出来て良かったなんてとてもじゃないけど思えない。
楽しくないようなことで目の間に高い壁が立ちはだかれば、それを乗り越えようという気持ちすら湧き上がってこない。
やっていても楽しくないから好きになれないし、そんなものに自信を持って取り組むことだって出来ない。
自信がないから上手くいかないし、上手くいかないからなおさら楽しくない。
こうやって負の連鎖が出来上がってしまえば、やればやるほどそれが嫌いになってしまう。
嫌いだという気持ちがますます気持ちが乗らないのを手助けしてしまうんだ。
こんなことに貴重な人生の時間を費やすなんて不毛だとしか言えないよね。
自分が楽しいと思うようなことなら、どんな逆境に立たされたとしてもそれを乗り越える力が湧き上がってくる。
気持ちが折れそうになったとしても、好きという気持ちが自分を奮い立たせてくれるんだ。
自分がハマっている楽しいことのためならどんなに朝が弱くても早く起きれたり、日頃はあまり家から出たがらなくても遠くに出かけることだって抵抗がなくなったり、1日のうちに何時間と費やしても足りないほどに夢中になれる。
楽しいと思えることには、自分を変えて行動を起こさせるエネルギーが湧いてくるんだよ。
楽しいことをしていても大変だと思うことはあるけれど、行動を起こす力でそれを乗り越えることが出来る。
自分で望んでやったことで困難を乗り越えることが出来れば、それは自分の自信に繋がる。
自分で選んで、自分で決めて、自分で成し遂げたという自分への絶対的な自信だ。
楽しいと思うことを突き詰めて自信を付けていけば、きみはどこに行っても根拠なく自分に自信を持てるようになるんだよ。
自分で決めたことをやり抜けるというのは、自分にとっての大きな財産になるんだ。
自分が楽しいと思うことをしよう。
辛くなったらまたおいで。
それでは。
コメント