同じことばかりやって1日の大半を過ごしていると「そんなことばかりやっていないで他のこともしなさい」と言われた経験があるだろう。
ゲームばかりしていたり、漫画ばかり読んでいたり、スマホばかりいじっていたりと言ったことに時間を注ぎ込んでいると特に言われやすいはずだ。
こうやって好きで夢中になってやっていることを、わざわざ否定してくる。
だからと言って1日の大半を好きでもないことに費やしていても、そこに文句を言われることはない。
やりたくもないような勉強や、行きたくもないような仕事ばかりをしていたところで「そんなことばかりやっていないで他のこともしなさい」とは言われない。
こうやって同じことばかりやるなと嫌なことを強制して、自分の好きなことをしていると文句を言ってくる人間の方が、よっぽど人に嫌なことを押し付けることばかりやっている。
明らかに矛盾しているのに強気な態度できみを批判しているんだ。
こんなものは自分にとって都合のいいことをきみに押し付けているだけで、そこには正しさとか真っ当な理由なんてものはない。
雑な言い方をしてしまえば、単純にきみが好きなことばかりやっていられるのが気に食わないだけなんだ。
こんな相手の言うことを真に受けていては、自分の好きなことをして生きていくことは難しい。
無視するなり反発するなりして、自分の足を引っ張る人間は遠ざけておいた方が自分のためになるんだ。
同じことばかりをやっていることは別に悪いことじゃない。
好きでそれをやっているのなら、何かしらきみにとってプラスの経験値として蓄積されていくものだ。
一見すると何の価値も生まないようなことでも、同じことばかりできるというのは間違いなく才能であることに違いない。
問題となるのは、その一見すると何の価値も生まないような行為にどのような価値を持たせるかってことなんだ。
価値というものは人によって感じ方が違うものだ。
ブランドに全く興味がない人からすれば、なぜそんなものをそんな高い値段で買うのか理解に苦しむが、好きな人からすればそれだけの対価を払ってでも手に入れたいほどの価値を感じている。
だとすれば、たとえ誰かから全く価値を感じてもらえなかったとしても、違う誰かから物凄く高い価値を感じてもらえればいいだけの話だ。
自分がやっていることはきっとこんな人たちが価値を感じるに違いないという確信があれば、
多少の批判で怯むことなくそれに突き進めるんだ。
自分が誰からも指示されずに夢中になってやっていることは、一体誰が価値を感じてくれるだろうかと考えて探してみればいい。
自分の物差しだけで判断せずに調べて回ることで、世の中にはこんなことに価値を感じる人がいるのかと驚かされることだろう。
同じように自分がやっていることだって、どこかの誰かに価値を感じてもらうことは出来るんだ。
どうせ同じことばかりやるんだったら、それは自分の好きなことや、自分のやりたいことをやった方がいい。
やりたくもないことを一生懸命やっていたところで、本当に自分の望むことが叶うことはないんだから。
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