完璧じゃなくてもいい

完璧なものは美しくて素晴らしいけれど、不完全なものにも美しさや素晴らしさがある。

生きていく上で完璧を目指してしまうとどうしたって減点主義になりがちで、100点を取れなければいくら高得点を取ったところで認められなくなってしまう。

減点主義は自分が取れた得点を認めることがなかなか出来ずに、落としてしまった得点ばかりをフォーカスしてしまう。

 

自分が出来ないことを素直に認めて、そこを埋めにいくという行為だってもちろん素晴らしいことだ。

それがなければ自分の小ささを知ることが出来ずに、高慢になったり自信過剰に陥ってしまうこともあるからね。

だけど自分の良くなかったところに引っ張られすぎてしまえば、自罰的になってしまって自信を失ってしまうんだ。

 

そもそも完璧な人間など存在しない。

大量生産で作られた商品のように、欠陥があれば捨てられるのが人間なんだろうか?

型に流し込んで全く同じ物を作るかのように、全く同じように人間がなれるだろうか?

ハンコを押したように、いつでも変わらずにいられるのが人間だろうか?

 

学校や会社のようにマニュアルに沿って形作られたとしても誰一人として、部品のように同じ人間はできやしない。

それにも関わらず、自分を何かの部品かのように扱ってしまえば、自分で自分を苦しめてしまうことになる。

気分があってムラがあって、調子によって変わることは仕方のないことなんだ。

 

それに完璧を求めることはスピードを捨てることにもなる。

80点を取るまでに必要な労力はそんなに多くなくて、何事もなんとなくコツを掴めばそこそこ出来るようになるのにはそこまで時間もかからない。

そこからさらに20点取って、100点を目指そうとすると莫大な労力が必要になる。

 

それこそ人生を賭けて取り組みたいようなことだったら、いくら時間がかかってもいいだろう。

だけど日常のちょっとしたことまで完璧を追い求めていれば、完璧に至るよりも先に人生の方が先に終わってしまう。

残りの20点をストイックに追いかける時間を使って、新しく80点取れるものをたくさん見つけた方が充実して生きれるよ。

 

新しいことに挑戦したり、未体験のものを経験することは新鮮で楽しい。

凝り固まっていた自分をほぐす刺激にもなるし、その経験を糧にして自分の新たな一面を発見することだって出来る。

そうやって美味しいところだけ持っていくように、次々と80点くらいを目指して生きていれば、前へ前へと進む力だって大きくなっていく。

 

そして限りある人生を足踏みして過ごすよりも高速で動き回って過ごしていれば、いつの間にかとんでもないところにたどり着けるんだよ。

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