自分のことしか考えない人だって身勝手なわけじゃない

自分のことしか考えられないことは自分勝手なことだとか、性格が悪いだとか、病気なんじゃないかとか、それこそ勝手なことを言う人はたくさんいるものだ。

自分のことだけ考えずに人のことを考えなさいと小さいうちから刷り込まれてしまって、自分のことしか考えられないことがいかにも悪いことのように思い込んでしまっている。

そうやって他人の気持ちを考えないといけないっていう考えに囚われているからこそ、自分のことしか考えていないような人に腹を立てて怒っているんだ。

 

いかに他人の気持ちを考えると言っても、別の人間である以上は限界がある。

それならば気持ちなんて考えていないで、何をどう考えてそういう行動をしたのか?ということを聞いてしまったほうがよっぽどマシだ。

何も言わなくても他人は自分の気持ちを考えて察してくれるという考え自体が、自分のことしか考えてないことになる。

 

他人にばかり自分のことしか考えないなんて良くないと批判をする人の方が、実は一番自分のことしか考えていない人間だなんて、なんて皮肉なことだろう。

それでも当の本人は自分のことしか考えていないことに気づいてすらいない上に、堂々と他人を批判しているんだから。

 

人はどうやっても自分のことしか考えられないものだということを認めた方がいい。

人の考えなんて想像だけでは知ることなんて出来ないし、今までどうやって生きてきたのかを知らないのに自分勝手だと批判する方が自分勝手なんだ。

本当に相手の立場に立って物事を考えるためには、その相手のバックグラウンドまで深く理解していないことには、自分の価値観で勝手に考えているだけに過ぎないんだよ。

 

人に優しくすることだって究極的には、そんな自分が良い人だと認められたいっていう欲求や、人の役に立てる自分というものに満足したり、恩を売って困った時には助けてもらおうという保険、というものが根底にあるからこそ人に優しく出来る。

これだって自分のことしか考えていない結果として、人に優しくしているんだ。

 

言われる前に人の気持ちを想像して行動することだって、気がきく人間だと思われたいとか、怒られたくないだとか、自分の想定外の出来事を減らすためだったりとか、根っこの部分は自分のことを考えてるからこそ出来ることだ。

自分をまず第一に考えないことには、他人のことなんて考えられるわけがないんだよ。

 

自分のことしか考えない人は悪い人だという思い込みを持ってしまって、自分を犠牲にして何もかも他人のために尽くすのは単なる奴隷でしかない。

自ら奴隷に成り下がって、そのストレスを誰かにぶつけて、また誰かを奴隷に引きずり込むなんてのは負の連鎖でしかないんだ。

自分のことだけ考えて生きていれば、それが他人のためになることだってあるんだから心配することはないんだよ。

 

 

辛くなったらまたおいで。

それでは。

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