理屈でものを考えたり、論理的な思考ができることは、それはそれで素晴らしいことだ。
しっかりとしたロジックを組み立てて、矛盾が生じないように整理された考えはとてもスマートだ。
でも小さなことに囚われてばかりいて気をつけて生きなければならないのは、すごく面倒くさい時もあるし何よりも疲れてしまう。
どんなに整合性がなかろうが矛盾が生じてしまおうが、直感で生きる楽しさや簡単さはそうそう変えが効くものじゃない。
直感で生きれば、見たもの聞いたもの感じたことを自分の感覚に全て落とし込んで、それを自分のものにして生きることができる。
それ以外の自分で体験していないような、人から聞いたことや誰かが感じたこと、思ったことなんかは気にならなくなる。
そうやって自分の感覚で全てを判断できるようになれば、余計なことで他人に振り回されることだってなくなるんだ。
自分の思うように生きられない原因は、他人の考えや感覚を自分のもののように錯覚してしまい、それに振り回されてしまうから。
他人のノイズが気にならなくなれば、静かに自分自身と向き合うことが出来る。
それにいくら論理的に考えを詰めてそれに基づいたところで、前提となる条件が崩れることなんてたくさんある。
完璧に構築されたように見える理論もその前提が変わってしまえば、あっという間に役に立たないものになってしまう。
どこかの誰かが調べて、どこかの誰かが組み立てた理論を信用することでこうやって振り回されることが起きやすくなるんだ。
他人の言い分を信じてついて行った先が悪い結果だとしたら、文句の一つでも言いたくなるのが人間だろう。
信じた自分がいけなかったなんて反省できる人間なんてそう多くない。
そうやって誰かを信じて裏切られたと叫んで、他人の文句ばかり言って終わる人生なんてつまらないよ。
自分の直感に従って生きていれば、自分の感じたものが全てだ。
それについて回る結果がきみにとって良いものであれ悪いものであれ、全ては自分が選んだことなんだから他人のせいとか環境のせいにしようなんて思わないはずだ。
それに誰かに任せてしまえば思い通りにならなかった時に、なぜ自分で考えて選ばなかったのだろう?と後悔することになる。
悔いなく生きるためにも自分の感覚を信じて、直感で生きればやれるだけのことはやったんだと結果を受け入れやすくなる。
人間だって所詮は動物なんだ。
自分の中に眠る野生の勘を頼りに、自由に生きればいいじゃないか。
きっと世界はもっと素晴らしいことに気づくはずだよ。
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