人のアドバイスを素直に聞くことが一番の近道だと言われることがあるけれど、実際にそのアドバイスの重要さが分からないうちは、素直に聞き入れることって難しい。
どんなに有用かもしれないアドバイスも自分なりに試行錯誤して失敗を重ねて、もう自分だけでは解決できない状況に追い込まれるまで聞き入れられないこともあるんだよね。
だからまずは自分なりに、自分の思うようにやってみて、それから必要だと思えば人のアドバイスを聞き入れたって遅くはないんだよ。
仕事でも恋愛でもスポーツでも芸術でも、出来る人からすれば出来ない人の気持ちを理解するのは難しい。
同じように、出来ない人からすれば出来る人がなぜ出来るのかっていうことも理解しがたいことなんだよね。
だからどんなに良いアドバイスをされたとしても、それをすんなり自分のものにするっていうのも難しいことなんだ。
上手くいく人は、その人だからこそ出来たっていう部分を必ず持っているものだし、うわべの方法論だけ真似したところで同じように上手くいくとは限らない。
どんなに貴重なアドバイスをされたところで、それを活かせるかどうかは、すべてアドバイスされた側に委ねられているんだ。
だからこそ人の言うことは素直に聞きなさいって言う人がいる。
ただ、自分を抑えてまでなんでもかんでも人の言うことに従ってしまうのは、単なる思考停止になってしまう。
自分で考えて動くことが大事だと言われるのは、自分で考えて経験したことは自分の中に残る資産になるからなんだ。
そうなると、人の言うことを素直に聞くことと、自分で考えて動くこと、どちらを大事にすればいいのか分からなくなってしまうよね。
自分で考えて動いた末に失敗したことは、自分だけの責任で誰のせいでもない。
その失敗から次にどうすれば自分の思った通りの結果が返ってくるのか、より深く考えるようになる。
そうやって自分が思いつく限りのことを、自分のアイディアが枯れてしまうまでやりきることが大切なんだ。
そうやってもう自分では何も良いアイディアが思いつかないし、どうすればいいのか分からないという状況になってしまえば自然と人に頼れるようになる。
今まで、どれだけ良いアドバイスをされていても耳を貸さなかったことに後悔するほど、有用なアドバイスを深く自分の中に落とし込めるようになるんだよね。
そうすれば自分が重ねた失敗という経験から、そのアドバイスの本質を理解できるようになって、本当の意味でアドバイスを活かせる。
人の言うことに耳を貸さないで、自分のやりたいようにやってみればいい。
そうやって上手くいかないことがあって、自分ではどうすることも出来ないと思ったときに初めて、誰かに頼って助けてもらえばいいんだよ。
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