あれもこれもと望むことは欲張りだと言われ、良くないことだとされる。
世の中に強欲は罪だとされる価値観も存在している。
確かに欲がなければ楽に生きれるだろう。
欲する気持ちがなければ、足りない気持ちにはならないし。
満たされずに辛い思いをすることだってないだろう。
お金が欲しい、家が欲しい、車が欲しい、高い服を着たい、いい靴を履きたい、こういう欲を持てば持つほどそれが満たされないことに欠乏感を感じてしまう。
誰かが好きなように欲しい物を欲しいまま手に入れてるのを見て、嫉妬する気持ちだって湧いてくる。
欲がなければ欲しいものはどうすれば手に入るんだろうか、何をすればいいんだろうかと考える機会がなくなってしまう。
願望を持つことで、それに手が届くために自分に何が必要なのかということを真剣に考えることが出来る。
だから欲張りでもいいんだ。
能力があっても願望がないとやりたいことは実現しない
確かに願望を持たないというのは、欠乏感に対する究極の対処法かもしれない。
望むことがなければ足りないと困ることはないんだし、人を羨むこともなければ、人間関係だって良好になるかもしれない。
そもそも人に好かれたいなんていう欲すら持たなければ、何を思われようが構わないわけだし、何を言われても気にする必要だってない。
苦悩なく生きるためには全ての欲望から解放されることだと説いた人間もいた。
もしも自分がこれをやりたい、こうなっていたいという目標を持っていなければ、一切の欲を捨てて生きることがいいのかも知れない。
だけど生きてる間にやりたいこと、なりたい物があって、それを捨てられないのならば自分の願望と向き合うことから逃げてはいけない。
たとえ夢を実現できる能力を持っていたとしても強い願望がなければ、それは叶うことはないだろう。
望む気持ちが行動の源
強く望むという気持ちが夢を実現するための行動の源になる。
能力がエンジンだとすれば、願望はガソリンだ。
どんなスペックのエンジンを持ち合わせているかは人によって違うけれど、少なくともガソリンがないことには前に進むことは出来ない。
そしてエンジンを積んでいないということは絶対にない。
夢を実現する時に足りないものは強い願望というガソリン以外にないんだ。
願望はその強さによって行動の質を変える。
どうしてもそれを手に入れたい人間と、あれば欲しいけど無ければ困らないという程度の欲しか持っていない人間では、それが手に入る確率は大きな差があるだろう。
何事も強く望むことが、それを手に入れるための第一条件になるんだ。
欲を満たすために方法を考えることが自分を豊かにする
自分が望むものを手に入れて、欲を満たすためには何をすればいいのだろうか?
強い願望があればあるほど真剣に考えるはずだ。
足りない状態が気持ち悪いし、一刻も早くこの状態から逃れたいと強いエネルギーが生まれるものだから。
強い願望を持てば、方法や手段を考えるだけでなく、実際にそれを行動に移すことだって簡単に出来てしまう。
何しろ一刻も早く状況を変えたいと強く思っているのだから、行動に移すハードルは恐ろしく低いものになる。
そうやって考えては行動するというサイクルがとても早く回せれば、それだけ多くの経験値が手に入る。
欲を捨てずに、全て叶えたいと強く願うことが行動に繋がって、実際にそれが実現することになっていくんだよ。
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