世の中で天才と呼ばれるような人に憧れて、自分もそんな天才になりたいと思うことってある。
だけど自分みたいな凡人はとてもじゃないけど天才になんかなれないと思ってしまう。
そうやって自分を凡人だと思い込んでしまうところから、すでに天才への道は閉ざされていることに気づいた方がいい。
凡人っていうのは、そこらへんにいるような普通の人ってことだ。
でも普通っていうのは人によって解釈が違うものだし、誰しもが認めるような普通なんてものは存在しない。
だからきみが想像する普通っていうことと、他人が想像する普通っていうのは時に面白いほど食い違うことがある。
そうやって普通なんてものはあくまで自分の感覚の中にしか存在しないものなんだということに気づくけば、自分で自分を凡人だと思い込んでいることがすでにおかしいことだと分かるんじゃないかな。
きみの普通という感覚が、みんなも同じものだと勘違いして、勝手に自分を凡人だと思っているかもしれないけれど、きみは普通でなもなければ凡人でもない。
自分を凡人だと思い込むのは、自分が人類代表だとか日本を代表する平均的な人間ですと言ってるようなものだ。
果たしてそう言い切れる自信がきみにはあるだろうか?
みんなと同じだと感じているのは、ただ単にきみが周りに合わせているだけで本当に自分自身が感じているものとは違う。
その証拠に、自分の感覚では到底理解できないような行動を取る人がきみの周りにもたくさんいるはずだ。
それと同時にきみ自身も、周りの人間からはとても理解できないような感覚や考え方を持っている。
そうやって考えていくと自分を凡人だと思い込むのは、自分を大多数の人間と同じだと思い込んで人と違うことをするのを避けているだけだ。
天才というのは希少で尖った存在だからこそ天才であって、そこら中にありふれていたら誰もそれを天才だとは思わないだろう。
天才になりたいという思いを持ちながら自分を凡人だと思い込んでいるのは、言ってることとやってることがズレてしまっている。
誰もが普通だと認めるような存在になりたいと思えば、それを突き詰めた時にはきみは凡人の天才になる。
誰もが自分を普通だと思い込んでいて、実際にはみんなどこか異常だと思われるようなところや、狂気を抱えているんだ。
そんな異常さを全く感じさせないような凡人になるなんて、大抵の人間にはできないんだから、それはもはや天才だってことになるんだよね。
天才になりたいなら究極的にはまず自分を凡人だと錯覚するのをやめればいい。
自分が凡人ですらないことに気づくことで、自分の尖っている部分を見つけることに繋がって、そこをひたすらに磨き続ければいい。
そうすればきみも何かしらの分野で天才と呼ばれるほどに境地に達することが出来るんだよ。
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